※本記事にはプロモーションが含まれています。
「アラガネの子、気になってはいるけど今から読む価値あるの?」
全9巻・全73話ですでに完結しています。年間100冊以上漫画を読む筆者の答えは、9冊まるごと読んでほしい。
家族と左足を石に変えられた少年の話です。設定だけ並べれば重い作品のはずなのに、読み終わって残ったのは優しさでした。
この記事は結末に触れません。ネタバレなしで読めます。
検索で並ぶ「打ち切りだったのか」「アニメ化はあるのか」にも、確認できた事実だけで答えます。アニメのほうは、検索で出てくるあの動画の正体を先に知っておいてください。
- 全9巻を読んだ筆者の感想(重い設定なのに読後感が優しい理由)
- 打ち切り説の真偽(次にくるマンガ大賞2022で17位・16,642ポイントを獲得している)
- 「アラガネの子 アニメ」で出てくる2021年公開の公式PVの正体
- 完結済みの全9巻をまとめ買いするとき、どこが一番損をしないか
「アラガネの子」の基本情報
| 項目 | 内容 |
| タイトル | アラガネの子 |
| 作者 | 佐々木尚 |
| 連載誌 | 少年ジャンプ+ |
| 連載期間 | 2020年11月25日〜2023年12月27日 |
| 話数 | 全73話 |
| 巻数 | 全9巻(完結) |
| 最終巻の発売日 | 2024年3月4日 |
| ジャンル | オリエンタルファンタジー・師弟・冒険 |
| 出版社 | 集英社 |
| 受賞歴 | 次にくるマンガ大賞 Webマンガ部門ノミネート(2021年・2022年)/2022年は第17位 |
3年1か月の連載でした。ジャンプ+の作品ページには現在「完結済み」と表示されています。
全9巻を読んだ感想【ネタバレなし】
家族と左足を石に変えられた少年が、鉱石職人に弟子入りして取り戻しに行く。あらすじを並べると、かなり重い話です。
読んでいる間、その重さをほとんど感じませんでした。
根っこに優しさがある作品だからです。 朱星と灰の絆はもちろん、この作品には他の師匠と弟子の組み合わせも出てきます。そのどれもが良い。師弟をどう描くかに、作者の視線の温度がはっきり出ています。
ストーリー、キャラクター、作り込まれた世界。どれもよくできていて、素直に面白い。
そして序盤から勢いがあります。1巻の時点で物語が一気に動くので、様子見のつもりで開くと止まらなくなります。わくわくする漫画、という言い方が一番近い。
絵も上手いです。描き込みの量が多い作品はコマを追うのが疲れがちですが、この作品は最後までつまずかずに読めました。
読み終わって残ったのは「もっと読みたかった」でした。
「アラガネの子」は打ち切りだったのか

結論から書くと、打ち切りだったと断定できる根拠は見つかりませんでした。
疑われる理由は分かります。3年続いた連載で全9巻は少なめですから。
調べた事実は逆を向いていました。
この作品は次にくるマンガ大賞のWebマンガ部門に2021年・2022年と2年連続でノミネートされています。2022年は16,642ポイントを集めて第17位でした。人気がなくて畳まれた作品の数字ではありません。
2021年7月には集英社が公式PVを制作しています。声優を起用したPVは、出版社が押している作品にしか作られません。
単行本9巻の紹介文も「師弟と宝石のオリエンタルファンタジー、堂々完結!!」。打ち切りを示す公式発表も、作者の佐々木尚さんによるそうしたコメントも見つかりませんでした。
読んだ実感としても、9巻は伏線を放り出して終わる形ではありません。「もっと読みたかった」と「打ち切られた」は別物です。
「アラガネの子」のアニメ化はある?
2026年8月時点で、アニメ化は発表されていません。
「アラガネの子 アニメ」で検索すると、伊東健人さんが朱星を演じている公式のPV動画が出てきます。これは2021年7月2日、単行本2巻の発売に合わせて公開されたプロモーション映像であって、アニメ化の告知ではありません。
ジャンプ+ではコミックスの発売時にこの手のPVがよく作られます。アニメの制作が決まったという意味ではないんです。
あの動画を第一報だと勘違いすると、いつまでも続報を待つことになります。作者自身も2022年に「アニメ化してほしいランキング」への投票を呼びかけていました。望まれてはいたものの、完結から2年半たった今も動きはありません。
あらすじと主要キャラクター(ネタバレなし)
舞台は「石」が生活のあらゆる場面に根ざした世界。人々は石を加工し、その力を使って暮らしています。
主人公は腕利きの鉱石職人・朱星(アケボシ)。石を加工して操る職人はガコウと呼ばれ、朱星はその中でも一目置かれる存在です。口が悪く不愛想で、弟子を持つことに慣れていません。
ある地下集落で朱星が出会うのが、少年の灰(カイ)。3年前に現れた謎の男によって、左足と家族を石に変えられてしまった子どもです。
家族を取り戻したい一心で、灰は朱星に弟子入りを志願します。渋っていた朱星も、その意志に押されて師匠になる。ここから2人の旅が始まります。
動機が最初からはっきりしているので、物語の芯がぶれません。
鉱石がテーマだから、最近の魔法ものと重ならない

ファンタジーの多くは魔法や剣を軸に置きます。この作品の軸は鉱石です。
石を加工する技術がそのまま力になり、石をめぐる文化が経済や身分を形づくっている。導力という力の仕組みにも理屈が通っています。魔法ものを読み飽きているなら、この新しさだけでも手に取る理由になります。
師弟の関係が、朱星と灰だけではない
主役2人の関係が軸なのは間違いありません。この作品はそこで止まらず、別の師匠と弟子の組み合わせも描きます。
同じ「師弟」でも関係の形がそれぞれ違うので、読み比べる楽しさがある。ここが好きな人には、たまらない作品です。
描き込みが多いのに読みやすい絵
オリエンタルという看板のとおり、装身具や建築の意匠に中東やアジアの雰囲気があります。線が細く、石の質感の描き分けも丁寧。
情報量の多いページが続く作品は、途中でコマを追うのが億劫になりがちです。この作品にはそれがありませんでした。画風が好みに合うなら、それだけで9冊分の価値があります。
完結済みの全9巻を安く読む方法

全9巻がすでに出そろっているので、一気読みできます。
全9巻をまとめ買いするならAmebaマンガ
新規登録で100冊まで50%還元を受けられます。還元される金額に上限がないので、9冊まとめて買うならここが一番効きます。
1,100円未満の購入は対象外という条件があるため、1冊だけ買って終わりにする使い方には向きません。クーポンの手順はAmebaマンガのクーポン解説記事に書いています。
1〜2巻だけ先に読むならDMMブックス
初回購入70%OFFクーポンが使えます。割引の上限は500円なので、9巻まとめ買いに使っても500円しか引かれません。1〜2巻を先に読むための道具と考えてください。
すでにどちらも使ったことがある方へ
初回特典はどちらも1回きりです。過去に登録済みなら使えません。
その場合はBOOK☆WALKERのコイン還元を使うか、各社の定期セールを待つことになります。5社の特典と使い切る順番は電子書籍サービス比較記事に整理してあるので、そちらを見てください。
読み終わったあとに読みたい作品
独特な世界観のオリエンタルファンタジーなら黄泉のツガイ。技術や制度の仕組みを理屈で読ませるタイプが好きなら図書館の大魔術師。完結済みで一気読みできる作品を探しているなら完結済みおすすめ漫画5選もどうぞ。
まとめ
「アラガネの子」は、鉱石を軸にした全9巻・全73話のオリエンタルファンタジーです。
打ち切りではありません。次にくるマンガ大賞で2年連続ノミネート、2022年は第17位。そのうえで9巻まできれいに畳まれた作品でした。アニメ化は未発表で、検索に出てくるのは2021年の公式PVです。
重い設定なのに、読み終わったあとには優しさが残る。師匠と弟子を描いた漫画として、全9巻ぜひ読んでほしい一作です。


コメント