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アニメ2期の最終回から、もう3年が経ちました。
「トルフィンのその後が知りたい」「3期はいつ来るんだ」——そう思って検索したら、「3期制作決定!」という見出しと「未発表」という見出しが並んでいて、どっちなんだと混乱した。そんな方が多いはずです。
先に結論を書きます。
2026年8月時点で、アニメ3期の公式発表はありません。 そして原作は全29巻ですでに完結しています。
つまり、待つ理由は実はもうないんです。この記事では、3期をめぐる情報の混乱を整理したうえで、アニメの続きを原作のどこから読めばいいかを巻数まで特定して案内します。
年間100冊以上の漫画を読む筆者が、アニメと原作を並べて確認した内容です。
【結論】3期は未発表。ネット上の「制作決定」情報に注意

まず、いちばん大事なところから。
2026年8月現在、制作会社MAPPA・Netflix・製作委員会のいずれからも、3期の制作決定や放送時期に関する公式発表は出ていません。
にもかかわらず、「3期制作決定」「2026年秋放送」といった見出しの記事がネット上に多数あります。これらの多くは、以下のような推測を断定的に書いたものです。
- 原作が完結したから、そろそろ来るはず
- 2期の評価が高かったから、続編は確実
- 制作会社の内部情報とされる出所不明の投稿
2026年1月にはSNSで「3期の制作が始まった」という情報が拡散し、話題になったこともありました。出所のはっきりしない情報が独り歩きしやすい状態が続いています。
3期を心待ちにしている身としては歯がゆいところですが、現時点で確実に言えるのは「公式発表を待つしかない」ということだけです。発表があれば公式サイトとMAPPAの公式アカウントで告知されます。
そして、待っている間にできることがあります。
原作は全29巻で完結済み。2025年9月に20年の連載が終わった
こちらは確定情報です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作者 | 幸村誠 |
| 掲載誌 | 週刊少年マガジン → 月刊アフタヌーン(講談社) |
| 連載期間 | 2005年〜2025年(約20年) |
| 巻数 | 全29巻・完結済み |
| 最終巻発売日 | 2025年9月22日 |
作者は『プラネテス』でデビューした幸村誠。デビュー作で星雲賞を獲った人が、次に20年かけて描き切ったのがこの作品です。
最終29巻は「当社比1.3倍」と作者本人が語るほどの厚さで刊行されました。20年分の物語が、きちんと畳まれています。
3期を待つか、原作で結末まで走り抜けるか。 選択肢は完全に読者側にあります。
アニメ2期はどこまで?続きは原作15巻から
ここが本題です。
アニメ2期「ヴィンランド・サガ SEASON 2」がアニメ化したのは、原作8巻から15巻あたりまで。いわゆる「奴隷編」です。ケティルの農場でトルフィンが自分の罪と向き合う、あの静かで重い章ですね。
2期のラストでは「東方遠征編」の入り口まで少しだけ足を踏み入れています。
続きから読みたいなら、原作15巻から。 少し重複してもいいから流れを確認したいという方は14巻から入ると、農場を出るところからつながります。
| 読み方 | 開始巻 |
|---|---|
| 続きだけを最短で | 15巻から |
| 少し重ねて確実に | 14巻から |
| 最初から通しで | 1巻から |
「アニメで見た場面を漫画でもう一度読みたい」という方には、1巻からの通読をすすめます。1期でカットされた細部がけっこうあります。
3期で描かれるのは「東方遠征編」——戦わない戦士の物語
もし3期が制作されるなら、描かれるのは東方遠征編(バルト海戦役)です。原作でいうと15巻から23巻あたり。
奴隷編で「本当の戦士とはなにか」という問いを抱えたトルフィンが、その答えを行動で証明していく章です。
この章がとにかく難しい題材なんです。 主人公が暴力を捨てた戦記漫画をどう映像化するのか。派手な戦闘シーンで解決できない話を、どう26話に落とし込むのか。MAPPAがどう料理するのかは、正直まったく読めません。
だからこそ、原作を先に読んでおく価値があります。 「これをどう映像化するんだ」という視点でアニメを待つのは、かなり楽しい時間です。
全29巻の全体像:4つの章で読み解く

29巻という数字だけ見ると身構えますが、物語は大きく4つに区切れます。どこが自分に刺さりそうか、目安にしてください。
① プロローグ編(1〜8巻)— 復讐の物語
父トールズを殺されたトルフィンが、その仇であるアシェラッドの傭兵団に身を置きながら、決闘の権利を求めて戦い続ける章。アニメ1期にあたります。
この段階のトルフィンは、ただの復讐鬼です。 目が死んでいて、会話が成立しない。ここだけ読むと「暴力的な戦記漫画」に見えます。
そして、この章の実質的な主役はアシェラッドのほうです。狡猾で、残酷で、それでも何かを守ろうとしている男。彼が最後に何を選ぶのか。ここは絶対に飛ばさないでください。
② 奴隷編(8〜15巻)— 罪と向き合う物語
すべてを失ったトルフィンが、農場の奴隷として麦を刈る章。アニメ2期にあたります。
戦いがほとんど起きません。 それなのに、シリーズで最も評価が高いのがこの章です。人を殺してきた人間が、殺さないと決めるまでの過程を、これだけの密度で描いた漫画を他に知りません。
同じ奴隷のエイナル、農場で働く女性アルネイズ、農場主ケティル。ここで出会う人物たちが物語の重心を完全に変えます。トルフィンが初めて他人の顔を見る章だと言ってもいいくらいです。
③ 東方遠征編(15〜23巻)— 証明の物語
「本当の戦士に剣はいらない」を実行に移す章。3期で描かれる範囲です。
殴られても殴り返さない主人公が、それでも相手を止める。言葉にすると綺麗事ですが、作中でトルフィンが払う代償は綺麗事ではありません。
④ ヴィンランド編(23〜29巻)— 建国の物語
約束の地にたどり着いた先の話。ここで作品は「戦わない国は作れるのか」という最後の問いに向かいます。
疫病、疑心、そして「仕方ない」という言葉の魔力。20年分の伏線が、ここで一気に意味を持ちます。
こんな人に刺さる/たぶん刺さらない
刺さる可能性が高い人
- 主人公が成長ではなく「変化」する物語が好きな人
- 歴史ものが好き、または史実の手触りを求める人
- 『ゴールデンカムイ』のように、暴力と人間性が同居する作品が好きな人
- 『プラネテス』の思想的な問いかけが刺さった人
刺さらないかもしれない人
- 主人公が強くあり続けるバトル漫画を求めている人
- 展開の速さを重視する人(奴隷編は麦刈りが延々と続きます)
- 主人公に感情移入して読みたい人(序盤のトルフィンは徹底的に不快です)
同じ作者の『プラネテス』が好きだった方は、ほぼ確実に刺さります。「人はどう生きるべきか」を、逃げずに20年考え続けた作品という点で、両作は完全に地続きです。
プラネテスをまだ読んでいない方は、プラネテスの紹介記事もどうぞ。全4巻なので、ヴィンサガ29巻の前の肩慣らしにちょうどいい長さです。
ヴィンランド・サガを電子書籍で読むなら
29巻は紙で揃えると場所を取ります。まとめ買いの条件で選ぶのが正解です。
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というのも、1巻だけだとトルフィンはまだ「目が死んでいる復讐鬼」の段階で、この作品の本当の面白さが見えてこないんです。3冊読めばアシェラッドという男の得体の知れなさが立ち上がってきます。 そこまで来れば、続きを読むかどうかは自分で判断できます。
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アニメ1期・2期を見返すなら
3期を待つ間に1期2期を見返したい方も多いはずです。配信サービスの選び方は安いアニメサブスクの比較記事にまとめています。
まとめ:待つより、読み切るほうが早い
- アニメ3期は2026年8月時点で公式発表なし。「制作決定」情報の多くは推測
- 原作は全29巻ですでに完結(最終巻2025年9月22日)
- アニメ2期の続きは原作15巻から
- 3期で描かれるのは東方遠征編(15〜23巻)
3期がいつ来るかは誰にもわかりません。でも、トルフィンがたどり着いた場所は、今日から29巻で見届けられます。
待つ時間を、読む時間に変えませんか。まずは15巻から。
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※本記事の3期・配信・サービス情報は2026年8月時点のものです。最新情報は公式サイトをご確認ください。


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