「呪術廻戦、完結したって聞いたけど最終回が賛否両論らしい……読んで損しない?」
その疑問に正直に答えます。
全30巻を発売日に追い続けた筆者が、呪術廻戦の圧倒的な魅力と、最終回への率直な評価を書きます。結論だけ先に言うと——読む価値は間違いなくあります。
年間100冊以上漫画を読む筆者が、完結した今だからこそわかる呪術廻戦の本当の凄さを語ります。
※本記事にはプロモーションが含まれています。
呪術廻戦の基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 作者 | 芥見下々 |
| 連載誌 | 週刊少年ジャンプ |
| 刊行巻数 | 全30巻(2024年9月完結、最終巻12月発売) |
| アニメ | 第1〜3期「死滅回游 前編」(2026年1〜3月)放送済み |
| ジャンル | ダークファンタジー・バトル |
あらすじ:「呪い」と戦う少年の物語
人の負の感情から生まれる「呪霊」が蔓延る世界で、呪術師たちが命がけで人を守っています。一般人には見えない呪いの存在を認識し、戦う力を持つ呪術師は、表社会から隠れた形で活動する特殊な人々です。
主人公・虎杖悠仁は、特級呪物「両面宿儺の指」を飲み込んだことで宿儺の器となり、呪術高専へ入学します。「正しい死を人々に与えること」を誓い、五条悟・伏黒恵・釘崎野薔薇とともに戦う物語です。
仲間の死、裏切り、圧倒的な絶望——少年漫画の王道を踏まえながら、容赦ない展開で読者を揺さぶり続けた作品です。「好きになったキャラクターが突然死ぬかもしれない」という緊張感が、最後まで途切れません。
呪術廻戦の世界観:呪いと術式のルール
呪術廻戦の面白さのひとつが、世界観の設計の緻密さです。呪いは人の「負の感情」から生まれるため、恐怖・後悔・怒りが強い場所に強い呪霊が発生します。そして呪術師は「術式」と呼ばれる固有の能力を生まれながらに持ち、これを使って呪霊と戦います。
術式のルールが明確なため、バトルシーンに知性があります。「あの術式の弱点はここだ」「この組み合わせで勝てる」という論理的な戦略と、それを覆す予想外の展開——このバランスが呪術廻戦のバトルを面白くしています。
また「領域展開」という概念も独特です。術師が自分だけの空間を展開して戦う——最強クラスの技であるこの領域展開同士がぶつかるシーンは、呪術廻戦の見せ場のひとつです。
こんな人に向いている
- アニメは観たけど原作が気になっている人
- 完結済みの作品を一気に読みたい人
- 「強くて格好いいキャラ」が好きな人(五条悟が刺さります)
- 主人公が理不尽な状況でも折れない話が好きな人
- バトルに論理と戦略を求める人
- 鬼滅の刃を読み終えて次を探している人
完結した今こそ読むべき3つの理由

① 全貌がわかった状態で1巻から読み返せる
呪術廻戦は伏線の密度が異常に高い漫画です。最終回を知ってから1巻を読み返すと、随所に「この時点でもう答えが描かれていた」という発見があります。
たとえば序盤の五条悟の台詞、夏油傑との関係、虎杖の「正しい死」という誓い——これらはすべて、完結後に読むと意味が変わります。筆者は完結後に全巻読み返しましたが、10ページごとに付箋を貼りたくなりました。
「リアルタイムで読んでいた人と同じ体験はできないが、完結後の読者にしかできない読み方がある」——これが今から呪術廻戦を読む最大のメリットです。
② 「あの死」の意味が最後まで読むとわかる
呪術廻戦は主要キャラクターが突然死ぬことで知られています。リアルタイムで読んでいた時は「なんで!?」と混乱した死も、全巻読み終えると「この人の死がなければ物語が成立しなかった」と気づかされます。
特に渋谷事変以降は、感情移入していたキャラクターが次々と退場します。その衝撃を連続で受けながら一気読みする体験は、リアルタイムとはまったく異なる濃密さがあります。完結しているからこそ、悲しみを引きずったまま次の展開へ進める。その感情の連続性が一気読みの醍醐味です。
③ 全30巻、一気読みすると止まらない
筆者が最後に全巻一気読みしたのは深夜1時から。気づいたら朝でした。完結しているからこそ、感情を途切れさせず一気に体験できます。
特に「渋谷事変」から「死滅回游」にかけての怒涛の展開は、続きを読まずにいられない中毒性があります。週刊連載でリアルタイムに読んでいた読者が味わえなかった「一気読みの熱量」を、今から読む人は最初から体験できます。
全30巻読んだ筆者が語る「呪術廻戦」の凄さ4選
① バトル描写のレベルが別格
呪術廻戦のバトルは「術式の論理」で動いています。なぜその技を使うのか、相手の術式にどう対応するのか——戦闘に知性とルールがある。
特に五条悟と宿儺のバトルは、バトル漫画史に残る名勝負だと断言できます。両者が全力を出し合う中で、術式の深読み合いが続く——このバトルだけで単行本数冊分の密度があります。
また、脇役のバトルも手が抜かれていません。釘崎野薔薇や伏黒恵が主役を張るバトルシーンは、それぞれが独自の術式の面白さを見せてくれます。誰のバトルシーンも「この術式でどう勝つのか」という謎解きの楽しさがあります。
② 敵キャラクターに共感できる深さ
夏油傑・真人・宿儺……呪術廻戦の敵には「この人物の視点で見ると間違っていない」という一貫した哲学があります。単純な悪役がいない。それが物語の深みになっています。
夏油傑がなぜ呪術師の世界に絶望したのか、真人が人間をどう見ているのか——彼らの思想を理解すると、主人公側の「正しさ」も単純には見えなくなります。この複雑さが呪術廻戦を単なるバトル漫画以上の作品にしています。
③ 五条悟というキャラクターへの感情
五条悟は「最強」というキャラクターの在り方を更新した人物だと思っています。
最強なのに人間的で、最強なのに孤独。彼が画面に出てくるだけで空気が変わる。筆者は五条悟が出てくるシーンを何度も読み返しました。「好き」という感情を超えて、「この人を見ていたい」と思えるキャラクターです。
そして物語の中盤で起きる「ある出来事」は、五条悟というキャラクターへの感情を何倍にも増幅させます。読み終えた後に1巻の五条悟を見ると、最初とは違う気持ちで読めます。
④ 芥見下々先生の「魅せ方」のセンス
コマの構成・見開きの使い方・台詞の配置——芥見先生の演出は漫画家として一級品です。「このページで終わるか!」というカットのタイミングの巧みさに、筆者は何度も唸りました。
特に印象的なのは、静かなシーンの使い方です。激しいバトルの直後に置かれる静寂のコマ——そこにある表情や風景が、言葉なしで感情を伝えてきます。この「間の取り方」の上手さは、呪術廻戦の演出力の核心です。
最終回への筆者の正直な評価

賛否両論ある最終回について、正直に書きます。
「駆け足だった」「伏線が回収しきれていない」という批判は理解できます。全30巻という長い旅の終わりとしては、あっけなさを感じた読者が多かったのも事実です。筆者もリアルタイムで読んだ瞬間は「え、ここで終わり?」と感じました。
でも筆者の評価は「この終わり方はアリ」です。
呪術廻戦は最初から「正しい死を与える」という物語でした。その主題に対して最終回は正直に向き合っている。綺麗にまとめすぎない終わり方は、この作品の誠実さだと感じました。「全員が幸せになる大団円」を描かなかったことで、登場人物たちの死の重みが最後まで保たれています。
ただし——読む前に期待値を「完璧な大団円」に設定しないでほしい。「この物語は最初から悲劇だった」という前提で読めば、最終回の評価は大きく変わります。
全30巻をお得に読む方法
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まとめ:「賛否両論」を気にせず読んでほしい
呪術廻戦は「令和を代表する漫画」の一本です。
最終回への評価は人それぞれですが、そこに至るまでの30巻は多くの読者の心を動かしてきました。渋谷事変の絶望感、五条悟への感情、虎杖悠仁が貫き通したもの——これだけの体験ができる漫画は、そう多くありません。
完結した今だからこそ、一気読みで体験してみてください。最終回を読み終えた後に1巻を読み返す——その体験が呪術廻戦の本当の終わり方だと、筆者は思っています。


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